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備長炭
備長炭はたたくと金属音がするような硬い炭で、火が着きにくいが火持ちが長く、温度の調整がしやすい炭です。
黒炭と併用すると使いやすくなります。
また、洗ったり拭いたりすれば、黒く汚れにくいため、脱臭、調湿を兼ねたインテリアなどにも使われます。
白炭の代表格 備長炭とは
備長炭はウバメガシやカシを原木とした炭です。2週間ほどかけて焼き、炭化を経て、焼き上がり直前に窯口を開け空気を送り込むと、その温度は1000℃以上になります。
取り出した炭は灰と砂を混ぜた素灰(すばい)をかけ、空気を遮断し消火します。
この時の素灰が白く残る事から「白炭」と呼ばれます。
「備長炭」の名前の由来は諸説ありますが、通説となっているのは元禄年間に田辺藩の炭問屋「備中屋長左衛門」が考案・販売した事とされています。
紀州・和歌山県発祥の備長炭は、現在では高知県や宮崎県、大分県などでも生産されています。